医療情報サイトを運営する「丁香園(DXY.cn)」が5億ドル(約510億円)を調達した。リード・インベスターは「摯信資本(Trustbridge Partners)」、コ・インベスターはテンセント(騰訊)と「高瓴創投(GL Ventures)」。

2000年に設立された同社は当初、医師や医学生向けの文献検索サービスや学術交流プラットフォームを提供していたが、徐々にビジネスの主軸を医療機関やヘルスケア企業向けの人材採用支援サービスに移行。さらに現在ではサービスの幅を一般消費者向けに広げ、消費者の健康ニーズに一層注目すると同時に、デジタルマーケティングを通じて健康消費財を取り扱う企業にサービスを提供している。

一般的なオンライン医療プラットフォームは医師が診察して診察料を得るというのが基本だが、丁香園は科学知識普及コンテンツの作成や監修、カリキュラム設計、健康消費財の研究開発などで医師の協力を得ることにより医師の収益源としての差別化を実現。医師がオンライン診察で報酬を得る以外に、公正な収入をより多く得るための支援を行っている。また、丁香園は医師をサービス提供者側に置くだけではなく、医師や医学生向けにもオンラインクラス「丁香公開課(DXY Open Course)」や医薬品情報照会アプリ「用薬助手」などの教育製品や実用ツールを開発し、専門性向上を支援するサービスを提供している。