意外と自分では気付いていないものの、周りに不快感を与えてしまいがちなのが、口臭。内臓系の疾患が原因の場合もありますが、口内環境に起因するものは日々のケアで改善することができます。医療法人社団スタデン理事長・田中和之さんが解説してくれました。

口臭がしているかどうかチェック!

□舌の上や歯と歯茎の溝部分を指で触ってみて、付いた唾液を嗅いでみる。
□コップやビニール袋に息を入れて嗅いでみる。
□市販の口臭チェッカーを利用してみる。

口臭の原因は?

内臓に大きな疾患がある可能性や扁桃腺付近に膿がたまる“膿栓”の可能性もありますが、口臭の原因は多くの場合、歯磨き不足からくる虫歯や歯周病によるものです。
ただそれだけではなく、口臭には“唾液の量と性状”も関係してきます。唾液が多いかたやサラサラのかたは口臭がしにくいですが、量が少なかったり、ネバネバしがちなかたは口臭が起こりやすくなってしまうんです。

唾液が少ない&ネバネバするかたは…


唾液の量や性状は生まれ持っての体質なのでなんともしがたいですが、工夫することはできます。たとえば、唾液が少ないからといってお茶やコーヒーなどを飲むと、利尿作用があるため、余計に唾液が減って口臭が起こりやすくなってしまうので注意。口臭が気になるかたは、飲んでも唾液が減ることのない“水”を選ぶのがベストです。
あるいは、口腔内に刺激を与えると唾液は増えるので、昆布などの小片を口に含んでおくだけでも口臭予防になりますよ。舌ブラシで舌を掃除することも大事です。

口臭を予防する歯磨き方法


1日3回、食後すぐに“上手に”磨くことが大切です。市販の歯垢染め出し液を利用してチェックしてみてください。上手に磨けているかたはほとんどいないのが実情です。
上手に磨くためには、歯と歯茎の境目などの磨き残しやすいところに、しっかり毛先を当てるよう意識してみてください。デンタルフロス、歯間ブラシ、マウスウォッシュなどの補助清掃用具を使うのもいいですね。マウスウォッシュは細菌を減らしてくれるので効果的ですが、清涼感があるため、歯磨きができていなくても“できた気”になってしまって逆効果になることもあるので注意!
舌の表面の汚れは、舌ブラシを使って優しく擦り、汚れを落としましょう。普通の歯ブラシでは舌の表面を傷付けてしまう可能性があるので、必ず舌ブラシを使ってください。磨きワタのような、ソフトタイプがオススメです。歯軋りなどで頬粘膜が剥けているようなかたも、舌ブラシで優しく頬粘膜を磨いてあげると効果的です。

定期的に歯科医院で歯周病チェックを!

歯磨きが本当に上手にできていたら口臭は起こりませんが、そのようなかたはほとんどいません。とくに歯周病になると口臭が激しいので、定期的に歯科医院で歯周病チェックを受けることも大事です。

日々の“上手な”歯磨きや水分摂取、そして定期的な歯科医院でのチェックで口臭を防ぎましょう!

教えてくれたのは…
医療法人社団スタデン理事長・田中和之さん。“確かな技術・痛くない・待たせない・丁寧な説明”をポリシーに診療を行う医療法人社団スタデン理事長。審美歯科歴20年以上の経験を有し、審美歯科の症例数は1万症例を超えている。

構成/サンキュ!編集部