新型コロナウイルスの感染拡大で関西の多くの企業がダメージを受けています。中には、工場が操業停止に追い込まれた企業も出始めています。

大阪市西区に本社を持つオーダースーツ専門店のツキムラでは、主に低価格商品の生産を中国工場に委ねています。ツキムラの専務の男性は「(中国政府の)移動制限で(春節以来実家から)帰って来られない作業員も多い。湖北省にも1工場あって、そちらはウイルスの影響で(工場が)開業できない状況」と話しています。4月の入学や入社、部署異動などに向け、この時期は、最もオーダースーツの注文が増えるタイミングです。この問題を受け、ツキムラでは急遽、国内工場で対応する、新たな商品展開をはじめたそうです。一方、大阪市北区で、中国工場で作った金属部品を国内で販売する企業では。(記者リポート)「普段ならこの床一面に在庫が置かれているそうなんですが、現在はこのようにガラ空きとなっています」。この会社が契約する中国・深センにある9つの工場は、ウイルスの影響で、中国政府が、すべて操業を止めているそうです。この企業の代表取締役の男性は「国がOKすれば、すぐ稼働できる状態ではあるんですけど、実際民間の会社の数に対して、中国政府の人間が少ないっていうのもあって、承認が出る順番待ちになっている」と話しています。この会社が納品する相手先の顧客には大手企業が多いため、いまのように納期の確約ができない状況では契約もままならないといいます。