NHK連続テレビ小説「まんぷく」で、安藤さくら演じる主人公の娘・幸役を好演し、 新進女優として活躍中の小川紗良。そんな彼女の第4作目の監督作品『海辺の金魚』の製作が決定した。

 小川が監督・脚本・編集を担当する同作は、2019年春に企画され、8月下旬に小川の母の故郷の地、鹿児島県阿久根市でクランクイン。撮影は終了しており、2020年春完成予定だ。主演を務めるのは小川未祐、撮影監督は『誰も知らない』(2004年)、 『花よりもなほ』(2006年)、『歩いても 歩いても』(2007年)、『永い言い訳』(2016年) 『焼肉ドラゴン』(2018年)等も手掛けた山崎裕だ。

 

ストーリー

高校の卒業を控えた 18歳の女子高生・花。母親が起こした事件のせいで 小さい頃から施設で育っ た。施設で過ごすことのできる最後の夏。そんな彼女は 人生最大の選択を迫られる。母を取るか 施設の子どもたちを取るか。花の視線の先には・・・1匹の金魚。母との記憶を巡りながら彼女は 金魚を手に 海へと向かう。

小川紗良コメント

初めての長編映画を撮りました。『海辺の金魚』というタイトルです。金魚は海では生きられません。観賞魚として退化したからです。それでも、私はもう一度海へ連れ出したいと思ったのです。映画の主人公が、私が、そしてあなたが、自分自身の人生を歩み出せるようにと祈りを込めて。
そこに在るだけで説得力のある瞳を持っている、主演の小川未祐さん。人物の心の機微をそのままに捉え てくださった、カメラマンの山崎裕さん。私自身のルーツでもある鹿児島県阿久根市の自然と人々。未熟者の私には贅沢すぎるほどの人に恵まれた夏を、生涯忘れないでしょう。映画を作る最後の人は、観てくださる皆様です。どうかスクリーンで見届けてください。

小川未祐コメント

デビュー作である「最期の星」から2年が経ち、また小川紗良監督の作品に参加できて嬉しかった です。監督は映像に映らない時間もすごく大切にされていて、そこから生まれたものが沢山あり ました。私はそれを少しでも逃さないように、毎日必死にしがみついていました。
役を演じるのではなく「役としてその場所に生きる」ということを体験したんだと思います。