7月3日(金)より公開される石橋蓮司主演の映画『一度も撃ってません』の“男の映画談義“トークイベントが6月下旬に行われ、本作のメガホンをとった阪本順治監督、謎のキーパーソン今西役を演じた妻夫木聡、そして、退院後映画MCとしては初仕事となる笠井信輔アナウンサーが、自宅からリモートで参加した。

 主演の石橋蓮司の現場での様子について、妻夫木は「いつもだったら、もう少し現場でも話すイメージだったんですけど、今回は現場でずっと(だまって・考える感じで)座っているイメージの方が強かった」、阪本は「でも、ブーブー言っていましたよ(笑)。朝から夜までの撮影だし台詞も沢山あるし、やることが多いと。当然小説家役だからパソコンを打つんですけど、蓮司さんはパソコン打った事がないので、ずっと『一度も打ってません』って言っていました(笑)」とコメント。78歳の石橋の可愛らしいエピソードに一同は爆笑。

 また、妻夫木の役どころについて、笠井アナは「かなり慣れた手つきで銃をいじっていて、どういう事なのかなと思って観ていたんですよ」と驚いた様子。妻夫木は「銃のレプリカをお借りして、ずっと家で練習をしていた。妻に、銃の事を言わず持ち帰っていたもので、ビックリしていましたね。」と制作の秘話も明かしていた。

 さらに、石橋蓮司、岸部一徳、桃井かおりの3人がバーで酒を交わすシーンについて、妻夫木は「どこまでが台本で、どこまでがアドリブなんだろうと、スゴイ気になったところではありました、特に桃井さんのお芝居が。主要なメンバー以外で、脇を固めている酒場の中にいる人全員が、そのバーのちゃんとした『常連』になっているんですよね。この空気感が素晴らしいな、と思いましたね」とコメント。妻夫木がひとりの観客として魅了を感じたポイントについても語った。

 笠井アナは「(退院後)まだ本調子じゃないな、と感じる。でもそれは、まだリモートだからなんですよ。そっち(監督と妻夫木のもと)へ行ったら、2人を喰う勢いでしゃべっちゃうと思うので、(今日は)これでちょうど良かったかもしれない(笑)」と冗談交じり。「早く映画館に行きたくて仕方が無い訳ですよ、昨年のスター・ウォーズの最終話(12月)の公開日から入院して、退院したら終わってましたからね。あんなに楽しみにしていたのに。“映画”というものに、映画館の中で浸りたい思いでいっぱいでございます」と、映画愛を語っていた。

 

ストーリー

 市川進(いちかわすすむ/石橋蓮司)、御年74歳。タバコ、トレンチコートにブラックハット…大都会のバー「Y」で旧友のヤメ検エリート・石田(岸部一徳)や元ミュージカル界の歌姫・ひかる(桃井かおり)と共に夜な夜な酒を交わし、情報交換をする。そう、彼は巷で噂の“伝説のヒットマン”だ。今日も“殺し”の依頼がやってきた――。

 がしかし、本当の姿は…ただハードボイルド小説を書きたい作家、ペンネームは御前零児(オマエレイジ)。ちなみに原稿は“時代遅れ”で全く売れてない。おまけに妻・弥生(大楠道代)の年金暮らし、なんとも情けない始末。担当編集者:児玉(佐藤浩市)も、市川の“伝説のヒットマン”という噂を信じればこそ長年付き合ってきたが…

 実は、リアリティにこだわり過ぎた市川は“理想のハードボイルド小説”を極めるために、“殺し”の依頼を受けては、その暗殺の状況を取材しているのだった。

 エセ投資セミナーで金を巻き上げる守山(江口洋介)の暗殺など、過去多くの事件に関わったと噂される“なんちゃって”ヒットマン市川に、ついにツケが回ってきた。本当は“一度も人を殺したことがない“市川は、敵のヒットマン(豊川悦司)に命を狙われ、妻には浮気まで疑われることに!人生最大のピンチにばたつく”ハードボイルド気取りな小説家“の顛末を、世代を超えた豪華キャスト達で描き出す、かつてないオトナの良質エンターテイメントが誕生!


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