「残業する旦那に腹が立つ」というネット掲示板の投稿が議論を呼んでいる。

 共働きで3歳児を育てているという投稿主の「私は能力の限りを尽くし会社にも最大限協力してもらって定時を死守。子どもとの時間を作ることに全力を注いでいるのに、独身時代と変わらない仕事のやり方を続けている旦那に腹が立ちます。のんびり残業してるんじゃねえよ、働き方考えろよ」という書き込みに、5000件以上のコメントが寄せられた。

 「残業する人って工夫や努力が足りない場合もあるからね」「『どうして私だけ?』って思う気持ち分かります!」「理由つけてダラダラ仕事してる旦那にムカつくよね」と投稿主に共感する意見もあれば、「どうしても時間内に終わらない仕事なんだと言い聞かせてる」「定時に帰ります!って男性が言うのって難しいと思う」「残業代出るなら頑張ってって思う!」と投稿主に反対の意見も多く、賛否が分かれた。

 コメンテーターの慶応大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純氏は「うちも共働きで、両親が同じ仕事をしていたんですが、オカンはきっちり18時に帰ってきてたんですよ。(父親と)仕事内容はあまり変わらないはずなんですけど、オカンは『仕事は仕事だ』と割り切っていた」と、自身の母親の仕事との向き合い方について語り、男性が残業をする理由について以下のように持論を展開した。

「すべての男性がというつもりはないですが、多くの男性は『仕事での価値』とか『仕事での役割』とか『仕事での立場』を失うと『自分には価値がないんじゃないか』と思う人がまだ多いんじゃないかと思うんですよ。職場こそ“男性が唯一存在価値を見いだせる場”と考える人が多いんだと思う。そんなことはないと思うんですけどね。毎日定時に帰ることは手続き上可能かもしれないが、職場で『あの人はすぐ帰るよね』とか言われたくないという気持ちが男性の中では強く働いている。現状でも(仕事に存在価値を見出す人は)男性の方がまだ多いのかなと肌感覚で思う。それが戦後日本の男女の価値観だったんでしょうね、これから変わっていく可能性はあると思いますが」

 キャスターを務めるテレビ朝日の大木優紀アナウンサーは「究極のところ、男性だろうと女性だろうと各個人の時間の使い方の選択の問題で、2時間早く帰って子どもと食卓を囲むのか、2時間机に向かって仕事を頑張るのか、そこは各個人の選択だなと思う」と、育児・家事と仕事を両立する母親としての意見を述べた。

 残業する理由については「日中は電話対応に追われ(ているので)夜残った方が集中できる」「定時後、人気がなくなったオフィスで気楽に仕事が好き」など夜のオフィスの方が集中できる、気楽に仕事ができるという意見のほか、「多少残ってでもキリがいい所まで完結させたい」「独身者がある程度我慢しないとなと思いやっている」などの意見も見られた。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)