ビジネス特化型SNSの「リンクトイン」が2月12日、世界22カ国の約3万人を対象に行なった「仕事に対する意識調査」の結果を発表した。「経済状況」や「幸福度」など7つのカテゴリーで数値を算出した結果、日本人は22カ国の中で最も「仕事や成功への自信が少なくて悲観的」ということがわかった。

 同調査の中の「人生で成功するために何が重要か?」の質問で、日本以外の21カ国で集計すると1位が「一生懸命働く」、2位が「変化を許容する」、3位が「ふさわしい人とのつながり」、4位が「機会均等(社会的平等)」、5位が「学歴」という結果になった。

 一方、日本では1位が「一生懸命働く」、2位が「幸運」、3位が「機会均等(社会的平等)」、4位が「汎用性のあるスキル」、5位が「変化を許容する」となり、日本人は他国に比べて仕事やキャリアを「運まかせ」と考えている傾向があるということがわかった。

 上記は“新卒一括採用”や終身雇用などの日本型雇用が影響しているようで、コメンテーターでハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏は「2位(幸運)は納得です。うちで就活生向けの番組をやっているんですが、就活生100人ぐらいに話を聞くと『日本の就活は運で決まる』という意識が強いようです。海外では自分で『こういう仕事がいい』と選ぶが、日本だと面接官やエントリーシートとの相性のような、『自分のわからないところで(仕事が)決まる』というネガティブなイメージを持っていて、(就活生が)『運なんだ』と思ってしまう」とコメントした。

 キャスターを務めるフリーアナウンサーの柴田阿弥が「ビジネス書もたくさん読みましたが、『人が寝てる間も努力する』と言っている人もサボっている時間はあるはずなので、成功するためには運も必要なんじゃないかな」と感想を述べると、竹下氏は「運も大事なんですけど、企業の選考プロセスに関してはもっとオープンにするとか、運だと思われないようにすることも大事だと思う。『どんな基準で選んでいるのかわからない』と(就活生には)思われている」と、採用活動をもっとオープンにすべきとの持論を述べた。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)