将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月1日から始まる王位戦七番勝負を前に6月30日、会見を行い「最後まで一手一手を追求して指したいと思います」と意気込みを語った。木村一基王位(47)とは、今回の番勝負で初手合。「受けに非常に力を発揮される印象です。受け、攻めにおいても、どちらにおいても積極的で力強い指し回しに特徴があると思います」と、ベテラン棋士との真っ向勝負で一気に二冠を目指す。

▶中継:藤井聡太七段、王位にも挑戦!木村一基王位と第1局 7/1(水)8:30〜

 最年少でのタイトル獲得に期待が集まる藤井七段だが、対戦相手の木村王位は昨期、最年長でタイトルを獲得した棋士。「木村王位に自分が挑戦するということで、全力でぶつかるだけかなと思います」と、約30歳差の年齢を気にせず戦う姿勢を見せた。

 4年前の王位戦では、奨励会時代に現地を訪れたことがあるが、「当時からすると、角1枚は強くなっているのかなと思います」とコメント。初の2日制対局については、「やってみないとわからないですが、2日通しての集中力を切らさないようにしたいと思います」と語った。

 28日に行われたヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局では、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)を相手に、一部で「AI超え」とも呼ばれる指し手を見せたことには「4月から6月にかけて2カ月、対局が空いたことで、自分の将棋を見つめ直すことができたのかなと思います。6月以降、対局が多いですが、一局一局いい状態で臨めている感触はあります」と、研究の成果を口にした。

 藤井七段は並行して行われているヒューリック杯棋聖戦五番勝負でも、タイトルに挑戦中。現在2連勝中で、最速であれば7月9日にも17歳11カ月で最年少でのタイトル獲得記録を更新する。従来の記録は屋敷伸之九段(48)の18歳6カ月。
(ANNニュース)