【AFP=時事】男子テニス、四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)が25日、新型コロナウイルスの影響で「最も弱い立場にある」母国の家庭を支援するため、100万スイス・フラン(約1億1100万円)を寄付したと発表した。

 フェデラーとミルカ夫人は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)と闘うスイスにおいて、誰も見捨てられるべきではないとして行動を起こした。

 世界保健機関の発表でスイスは9番目に感染者が多い。スイスの保健当局は、23日時点で国内の新型コロナウイルス感染者数は8800人以上で、うち86人が死亡したと発表している。

 現在世界ランキング4位で38歳のフェデラーは、「誰もが困難な時期を過ごしており、誰も置いてきぼりにされてはいけない。ミルカと私は、スイスで最も弱い立場にある家族のため、個人的に100万スイス・フランを寄付することに決めた」と自身のインスタグラムに投稿した。

「私たちの寄付は始まりにすぎない。もっと多くの困窮する家庭を支援できるよう、ほかの人たちも賛同してくれることを願っている。力を合わせてこの危機を乗り越えよう! 体に気をつけて!」

 20日にスイス政府は新型コロナウイルス対策を強化。5人以上の集会を禁止し、他人に2メートル以内の距離に近づいた場合は罰金を科される可能性があるとした。すでに同国政府は学校、レストラン、バー、食料品以外を扱う店を含むすべてのレジャー施設を閉鎖している。 【翻訳編集】AFPBB News