【AFP=時事】韓国で最も人気の高いスポーツであるプロ野球で、観客がビールを飲んだりフライドチキンを味わったり、大声で応援したりすることまでもが禁じられるとは、新型コロナウイルスが発生する以前は想像できなかっただろう。しかし、韓国野球委員会は30日、スタジアムに再びファンを入れるに当たり、これらを全面的に規制すると明らかにした。

 韓国は新型コロナウイルスの大流行を封じ込め、約2か月前に世界で最初に無観客で競技を再開したリーグの一つとなった。そしてまもなく、人数を制限しながら観客の入場が許可されるようになるとみられている。

 ところが、KBOが発表した安全対策は、ファンの観戦体験を一変させそうだ。

 韓国プロ野球では、大量のアルコールやフライドチキンに活気づけられながら、戦況に関係なく全力で応援するファンの姿が目立つが、リーグの新たな安全マニュアルでは、観客は椅子を一つずつ空けて座ることや、常にマスクを着用することなどが義務付けられている。また、座席では食事が禁じられている上に、飲み物も水とノンアルコール類に限られている。

 マニュアルには「応援歌や掛け声、そして体の接触を伴う応援は、飛沫(ひまつ)をまき散らす可能性があるため禁止される」と書かれている。

 今後も球場内でビールやフライドチキンの購入は可能だが、スタンドから離れてフィールドが見渡せない場所で消費しなければならず、人との間隔も1メートル空けることが義務付けられる。 【翻訳編集】AFPBB News