【AFP=時事】インドのウッタルプラデシュ州にある私立病院で、手術室にいた新生児が犬の群れに襲われ死亡した。地元当局が14日、明らかにした。警察は病院を封鎖し、職員らを殺人未遂の疑いで訴追した。

 現場は州都ラクノーから約180キロ離れたファルーカバードにある病院。窓から侵入した犬の群れが、手術室にいた生後3時間の新生児を襲ったという。警察によると、新生児の体は全体にかまれた傷痕があった。今後、正確な死因を究明するために検視が行われる。

 新生児の親戚は、13日朝に部屋の中から犬のうなり声が聞こえたと述べている。捜査官はAFPに対し、「遺族は、手術室の窓が開け放たれたまま新生児が放置されていたために、犬の襲撃が発生したと訴えている」と述べた。

 遺族の話では、アカシュガンガ病院の幹部からは当初死産だったと伝えられ、異論を唱えると、金銭供与と引き換えに事件について公表しないよう求められたという。

 当局は同病院が許可なく違法に運営していたとして、罰則の対象になる可能性があると指摘した。 

 インドには3000万匹以上の野犬が徘徊(はいかい)しており、毎年約2万人が狂犬病で死亡している。これは世界の狂犬病による死者数の約35%に相当する。 【翻訳編集】AFPBB News