【AFP=時事】カリブ海の島国ハイチの首都ポルトープランス南郊にある無認可の孤児院で13日午後9時(日本時間14日午前11時)ごろ火災が発生し、入所していた子供15人が死亡した。現場を視察した治安判事が14日、AFPに明らかにした。

 レモンド・ジャン・アントワヌ治安判事は、死亡した15人のうち2人は焼死し、13人は煙を吸って搬送先の病院で死亡したと話した。

 アントワヌ氏によると、ケンスコフにあるこの孤児院は、2013年以降は無認可で運営され、66人前後の子供が入所していたとみられている。

 入所していた子供の一人がアントワヌ氏に語ったところによると、電気がつかなかったため子供たちが部屋でろうそくを使っていたところ、火が燃え移って火災になったという。

 火災の原因と孤児院の責任者を特定するため、現在調査が行われている。

 AFPの記者が現場を取材したところ、2階建ての建物は、2段ベッドが小さな部屋に詰め込まれ、階段は狭く、使用可能な出入り口は1か所だけと、完全に荒れた状態だった。

 現場を視察したアントワヌ氏は「子供たちは動物のような暮らしをしている」と述べ、孤児院に消火器は見当たらず、出火当時、大人は3人しかいなかったことも明らかにした。

 ハイチでは、2010年に起きた大地震後に孤児院が急増した。児童福祉当局によると、2019年初めの時点で、国内で存在が確認された756か所の児童施設のうち運営許可を得ているのは35施設のみだった。 【翻訳編集】AFPBB News