【AFP=時事】米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は26日、米国の新型コロナウイルス流行が再び激化する「深刻な問題」に直面していると警鐘を鳴らした。人口の多い米南部テキサス州とフロリダ州で新規感染者数が急増している。

 同ウイルスによる被害を世界で最も受けている米国では、これまでに12万5000人近くの死者が出ている。米国は第1波から完全に抜け出せてはおらず、統計によると、流行が始まって以降最も多くの新規感染者が過去1週間で報告された。その多くが、南部と西部で感染者数の増加によるものだった。

 ドナルド・トランプ大統領支持派でテキサス州知事のグレッグ・アボット氏(共和党)は、「バーに多くの人が集まるなど、主にある種の行動によって感染者数が増えていることは明らかだ」と述べた。同州のバーは閉鎖を要請された。配達や持ち帰りのサービスは提供できる場合がある。テキサス州とフロリダ州はバーに対しアルコール類の提供を停止するよう命じた。

 レストランは、屋内の客数を50%にとどめた状態で営業が認められる。また屋外で100人以上の集会を開く場合は、地元当局の許可を得なければならない。

 26日にはホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部が2か月ぶりに招集され、状況の深刻さが浮き彫りとなっている。ファウチ氏は、国内の各地は相互につながっているので、現状が多少良い場所でも状況を軽視すべきではないと強調した。 【翻訳編集】AFPBB News