【AFP=時事】インドネシアのウジュン・クロン国立公園で、最も絶滅が危惧されている哺乳類の一種、ジャワサイの極めて珍しい子ども2頭が確認され、種の存続への期待が高まっている。

 当局が20日に明らかにしたところによると、同公園で3〜8月、設置された100台近いカメラによって、それぞれの母親と一緒にいる雌と雄のジャワサイの子どもが確認された。雌はヘレン、雄はルーサーと名付けられた。

 ウジュン・クロン国立公園はジャワ島の西端にあるバンテン州に位置し、約5100ヘクタールの緑豊かな熱帯雨林に淡水の川が流れ、ジャワサイの世界最後の生息地となっている。

 ジャワサイの個体数は長年にわたって減少してきたが、この2頭が加わったことで計74頭となった。

 インドネシア政府は、活火山であるクラカタウ山の危険区域に位置する同公園からジャワサイを移動させるため、ジャワ島とスマトラ島の他の地域の調査を進めている。

 同国環境・林業省の幹部は、「2頭の誕生は、絶滅寸前のジャワサイの種の存続に大きな希望をもたらすものだ」と述べた。 【翻訳編集】AFPBB News