死亡事故と渋滞解消へ 阪和道の4車線化進む

死亡事故と渋滞解消へ 阪和道の4車線化進む

 阪和自動車道が全線開通して10年を迎えた。大阪と和歌山県紀南地方を結ぶ高速道路は、観光客の増加や物流の活性化をもたらしたが、中央分離帯のない対面通行区間による死亡事故や渋滞の解消が課題になっている。管理する西日本高速道路(ネクスコ西日本)は、4車線化工事を進めている。

 1974年10月に、大阪と和歌山を結ぶ高速道路として阪南IC―海南IC間が開通。その後、84年に有田ICまでの延伸、96年の湯浅御坊道路の開通などを経て、2007年11月11日に南紀田辺ICまでの全線が開通した。

 ネクスコ西日本によると、阪和道の開通により、大阪市から田辺市までの所要時間は一般道より約2時間50分短縮された。利用した車両台数は、開通時の1974年は一日平均で約1万台。その後、延伸に伴い増加し、2006年は一日平均約17万台。10年後の16年は同約20万台に増えた。

 利便性が増し交通量が増えた半面、片側1車線の対面通行区間では死亡事故も相次いでいる。

 県警によると、全線開通の07年11月11日から17年10月末までに阪和道であった死亡事故は11件、死者は15人。全線開通から今年9月末までの人身事故が紀勢道も含めて810件だった。

 有田川町の湯浅御坊道路では、08年4月から09年2月にかけて、車が反対車線に飛び出した死亡事故が3件相次いだ。これを受け、ネクスコ西日本は09年6月に吉備湯浅パーキングエリアと有田IC間の約2キロにコンクリート製の防護壁を設置している。

 ネクスコ西日本は阪和道の各区間で4車線化工事を進めており、有田IC―印南IC間は2021年12月に工事が完了する見込み。印南IC―南紀田辺IC間も予算や用地の都合がつき次第工事を進める予定という。

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