JA紀州(和歌山県)の梅やトマトを栽培する青年部員がこのほど、JAながみね(本店・海南市)のミカン農家である青年部員の畑に行き、収穫を手伝った。昨年6月には、JAながみねの青年部員がみなべ町で梅の収穫を手伝っており、労働力不足を補う助け合いの取り組み。
 両産地ともに、収穫などで人手確保に苦労している状況で、比較的余裕のある時季に時給を支払い、それぞれの収穫作業を助け合おうと、本年度から取り組んでいる。
 今回は昨年12月中旬の1日だけだったが、JA紀州から、みなべ町の4人と印南町の1人の計5人の青年部員が、JAながみねの青年部員2人の海南市内の畑で温州ミカンの収穫作業をした。
 参加したみなべ町西岩代の中早大輔さん(38)によると、はさみを使っての収穫で最初は慣れなかったが、次第に手際も良くなったという。参加した部員からは「普段と違う作業でリフレッシュできた」という感想もあった。梅の収穫を手伝ってもらった時と同様、農家同士なので山や農作業への勘がありのみ込みが早く、即戦力になる部分もあるという。
 一方で、今後農家以外の人へ受け入れを広げていく上で、一般の人の目線に立った受け入れ環境の整備も必要だと感じたという。
 中早さんは「支援先の役に立てたことにやりがいを感じ、青年部同士の交流にもなりよかった。続けていくことで労働力の確保になると思うし、今後、取り組みが他の作物や地域にも広がることを期待したい」と話す。