和歌山県白浜町は、小型電気自動車を用いた実証実験を17日に始める。小回りが利く車両を使うことで白浜温泉街の周遊性を高め、消費の拡大につなげるのが狙い。走行データなどを収集、分析し、来年度以降の事業化を検討する。

 町と包括連携協定を結んでいて、町ITビジネスオフィスに拠点を設けているNECソリューションイノベータ(東京都)との共同事業。南紀白浜観光局に実証実験の業務を委託する。
 実験では、2人乗り電気自動車4台(1台は予備)と電動アシスト付き自転車2台、スマートフォンのアプリで解錠できる自転車2台を準備。2月末までの期間中、モニターに使ってもらう。モニターには衛星利用測位システム(GPS)機器やスマホを貸し出す。スマホ内のアプリでは周遊ルートや観光地の情報が確認できる。
 町とNECソリューションイノベータは実験でデータを収集。車両はどこによく立ち寄っているか、モニターからの聞き取りで、どんな買い物をしたかなどを分析し、事業化に向けた課題を見つけたいという。
 実験は白良浜そばの駐車場を拠点にする。モニターは募集中で、現時点で約30組(50人)が応募している。期間中は、車両に空きがあればモニターになれる。モニタリングの時間は4〜5時間。
 12日には、この駐車場で町議らを対象にした説明会があった。電気自動車に試乗した井澗誠町長は「観光振興の目玉になり得る」と話し、事業化に前向きな考えを示した。
 問い合わせは南紀白浜観光局(0739・43・3201)へ。車両の空き状況は観光局のホームページでも確認できる。