和歌山県新宮市熊野川町で、熊野古道沿いに群生するミツマタ(ジンチョウゲ科)の花が見頃を迎えている。
 中国原産の落葉低木で、高さは1〜2メートル。樹皮が製紙の原料となる。枝が三つに分かれることが名前の由来。小さな花を半球状にまとまって咲かせる。
 群生しているのは熊野古道中辺路最大の難所といわれる「大雲取越」沿い。小口自然の家近くの「大雲取登り口」から、古道の名所である「円座石(わろうだいし)」に向かって5分余り歩くと、右手の斜面がミツマタの花で黄色く彩られている。
 ミツマタを撮影していた兵庫県尼崎市の男性(39)は「熊野古道が好きで、古道沿いでミツマタを撮れる場所があると知って来た。素晴らしい景色で感動。良い写真が撮れたと思う」と話した。