新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため臨時休園を続けていた和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは23日、営業を再開した。休止が続く部分もあるが、午前中から家族連れら多くの人でにぎわった。
 2月28日以来の営業となったこの日は、午前10時半の開園時で約70人が待っていた。
 3頭のジャイアントパンダが暮らす「パンダラブ」では、屋外運動場を開放。好天となったこともあり、来園した若者らが、竹を頬張る雌の「桜浜(おうひん)」の様子を写真に収めていた。
 家族や親戚の9人で来園した奈良市の公務員女性(40)は「今回の旅行は以前から予定していたので、休園がいつまで続くかと心配していた。自粛ムードが広がる中、親も子どももストレスがたまっていたので営業再開はありがたい」と話した。
 今津孝二園長は「気を緩めることはできないが、一安心。朝からお客さまの笑顔を見られて率直にうれしい」と語った。臨時休園中は早期の営業再開を望む声があったといい「一部しか開けられていないのは心苦しいが、多くの方に園内で楽しく過ごしてもらいたい」と話した。
 施設では営業再開に当たり、入場ゲートや動物展示施設などにアルコール消毒液を設置。レストランではテーブルの間隔を確保し、扉を開放して換気を徹底するなどの感染予防対策を取る。
 営業時間は、午後4時半までと短縮する。入園時には、施設内で使えるクーポン券を配る(1人につき千円。当日のみ有効)。