地域の遺産や自然を守り生かす活動を続ける有志団体「ひきがわ歴史クラブ」が、和歌山県白浜町の日置川地域の地質遺産を紹介したリーフレット「ひきがわ大地の歴史マップ」を作った。日置川地域の全約1600戸に配布する。
 リーフレットはA3サイズの三つ折りで両面にカラー印刷している。南紀熊野ジオパーク推進協議会の助成を受けて3千部作った。日置川地域の小学5、6年生と中学生らにも配る。
 一方のページには日置川地域の地図と「鳥毛の洞窟」や「志原海岸の地層」「安居穿入蛇行とポイントバー」「向平穿入蛇行と安居暗渠(あんきょ)」などの写真を一緒に掲載している。それぞれの写真に番号を振っており、地図と合わせることで位置を確認できる。
 もう一方のページでは、日置川地域の大地の成り立ちを説明している。市鹿野の茶畑や県の天然記念物に指定されている甲虫ヨドシロヘリハンミョウなどの写真もある。これらにも番号を付けている。
 団体の尾崎彰宏会長は「日置川に沿って年代の違う地層が見られる地域。昔から大地の恵みを受けながら生活していることを忘れないように、地元の住民はもとより、子どもたちにも伝えたい」と話している。
 このリーフレットは、日置川拠点公民館と安居と市鹿野の出張所にも若干数置いている。