新型コロナウイルスの影響で休校中の小中学生に読書の楽しみを届けようと、田辺市立図書館(和歌山県田辺市東陽)が実施している郵送の貸し出しサービスが好評だ。開始から10日間で、148人が利用した。リピーターもおり、外出自粛が長引く子どもたちに喜ばれている。

 郵送の貸し出しは、市内の小中学校に通う児童・生徒が対象。送料無料で利用できる。
 市立図書館は4月19日から、旧4町村にある分室も含めて臨時休館に入っている。21日に郵送の貸し出しを開始したところ、初日は35人から申し込みがあった。
 翌日以降も継続的に申し込みがあり、5月1日までの計10日間に148人が利用した。うち、2回目以降の利用者が8人いる。学年を問わず、児童文学などの「物語」が人気だという。
 当初は6日までの予定だったが、小中学校の臨時休校期間が延びたことを受け、31日まで延長することにした。
 申し込みは電話で受け付けており、レターパック(縦34センチ、横24・8センチ、厚さ3センチ)に入る大きさの本を1回につき2冊まで借りることができる。貸出期間は2週間。返却は、同封されている返送用のレターパックに入れて送り返す。
 松本光生館長は「自分から電話をかけてきてくれる子どもも多い。休校がまだまだ続くので、今後も利用してほしい」と話している。
■ 31日まで休館延長 事前連絡で本貸し出し

 田辺市立図書館は、臨時休館期間を31日まで延長する。8日からは、事前に連絡した人を対象に、本を貸し出すサービスを始める。
 貸し出し希望の連絡は、電話かメール(tosho@city.tanabe.lg.jp)で受け付ける。貸し出しカードの番号や氏名、電話番号、書名(著者名や出版社名も)、受取希望場所(本館か各分室)を伝える。蔵書は、市立図書館のホームページで検索することができる。
 本が確保できれば、市立図書館から連絡する。本館の受取場所は北側通用口。貸し出しカードを必ず持参すること。時間は午前9時半〜午後4時。毎週月曜と28日は休み。
 問い合わせは、市立図書館(0739・22・0697)へ。