新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ観光業を支援するため、和歌山県田辺市は市民向けの観光キャンペーンを始める。市内を巡るツアーのクーポンや宿泊券を抽選でプレゼントする。
 市が進める「じもたび(地元旅)キャンペーン」は、段階的な観光誘客策で、全国的なキャンペーンに先駆けた企画。市民に市内を旅行してもらうことで、観光需要の喚起や地域経済の回復につなげる。
 キャンペーンでは抽選で、計360人に田辺市内を巡るツアー、千人に市内宿泊施設で使える2万円分(5千円券×4枚)の宿泊券が当たる。
 (1)熊野三山めぐり(1泊2日)、(2)秋の高野山・龍神ツアー(1泊2日)、(3)市内観光ツアー(日帰り)、(4)宿泊券―の四つから一つを選んで応募する。
 (1)と(2)はそれぞれ5回あり、定員は各回10組20人(計50組100人)。(3)は百間山渓谷トレッキングや秋の中辺路ウオーク、田辺の3偉人ゆかりの地ツアーなど5コースで、計8回。定員は各回10組20人(計80組160人)。(1)〜(3)は1日程のみ選ぶ。
 応募期間は7月1日午前9時〜20日午後5時。当選者には7月下旬に発送する。
 応募は田辺市熊野ツーリズムビューローにホームページ内のフォームから、または申込用紙に必要事項を記入して郵送で申し込む。申込用紙は新聞折り込みのほか、市役所や観光案内所で配布している。
 市観光振興課によると、4月の市内宿泊客は、新型コロナの影響で前年に比べ約9割減少したとみられる。「キャンペーン参加者や全国からの来訪者を対象に、SNSを活用したフォトコンテストを企画し、情報を発信するなど観光を盛り上げたい」と話している。
 問い合わせは田辺市熊野ツーリズムビューロー(0739・26・9025)へ。