和歌山県みなべ町山内の千里の浜で5月から行われている、今シーズンのアカウミガメの調査・保護活動に、町内の若者でつくる「青年クラブみなべ」が1日から加わった。メンバーは「カメや産卵地の貴重な自然を守っていきたい」と話している。

 今シーズンの調査は、同クラブのOBでつくる「みなべウミガメ研究班」が5月25日に開始。NPO日本ウミガメ協議会による専門的な調査のサポートに当たっており、協議会のメンバーも6月26日から調査に参加している。
 この日は午後8時ごろ、同クラブの天野成悟会長(30)が、浜の近くにある千里ウミガメ館を出発し、往復2・6キロの砂浜をパトロール。トランシーバーを使って状況を逐一協議会のメンバーに報告した。
 初日のパトロールを終えた天野さんは「新型コロナウイルスの影響で調査ができるか心配だったが、できてよかった。今後も調査に協力したい。アカウミガメが上陸する、みなべ町の特色ある自然を守っていきたい」と話した。
 同研究班の尾田賢治会長(39)は「最近は上陸回数が減っており心配。今後も調査と保護活動をしていき、未来の子どもたちがウミガメを見られるようにしたい」と話し、同クラブと7月末まで調査を続けるという。
 6月30日現在、上陸回数は40回、産卵回数は17回。ここ数年は減少傾向という。