梅雨前線が活発化した影響で、和歌山県内でも4日から8日にかけてまとまった雨が降り続いている。護摩壇山(田辺市龍神村)では5日の降り始めから8日午前10時までの積算雨量が604ミリに達した。和歌山地方気象台は、土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。
 気象台によると、5日午後3時から8日午前10時までの紀南地方の積算雨量は、護摩壇山に次いで、龍神(田辺市)529・5ミリ▽本宮(同)381ミリ▽色川(那智勝浦町)303ミリ▽栗栖川(田辺市)287ミリ▽西川(古座川町)251・5ミリ―だった。
 8日の時間雨量では護摩壇山43ミリ、龍神28ミリ、潮岬(串本町)25・5ミリが多かった。
 雨は8日午後に小康状態となるが、9日午前は、所によっては激しい雨が降る可能性があるという。
 紀南の河川では、新宮市熊野川町の日足水位観測所で8日午前10時ごろ、熊野川が避難判断水位に達した。県東牟婁振興局によると、同日午前11時半現在、氾濫危険水位には達していないが、今後の雨に注意が必要という。
 田辺市内では、各地で崩土による通行止めが続いている。
 県道では8日正午現在、上秋津の田辺龍神線、伏菟野の温川田辺線、和田の近露平瀬線が通行止めになった。各地で市道の通行止めも相次いだ。
 このほか、みなべ町熊瀬川の県道滝切目停車場線は4日から通行止め。同町熊瀬川の県道田辺印南線は6日から崩土が相次ぎ、7日に一時解除されたが、8日から再び通行止めとなった。
 龍神村殿原の県道龍神十津川線は7日から、龍神村東の国道371号は8日午前6時半から全面通行止めとなったが、同日正午前までに解除された。
 鉄道にも影響し、JR西日本は8日、新大阪―白浜間など特急列車の一部で運転を取りやめた。