梅加工会社「丸惣」(和歌山県田辺市古尾)が、紀州南高梅の果汁を使ったジュース「クエン酸プラム」を開発した。疲労感を軽減するという機能性表示食品。15日から同社の通販サイト、県アンテナショップ「わかやま紀州館」(東京都有楽町)で販売する。
 梅の酸っぱさのもとである「クエン酸」には、日常生活や運動後の疲労感を軽減する効果が報告されている。今夏予定されていた東京五輪に合わせ、アスリートや梅干しになじみのない訪日外国人をターゲットに、1年前から開発を進めていた。
 丸惣によると、梅果汁は紀州南高梅のみを使用。1日の疲労回復に必要なクエン酸2700ミリグラムを1回30ミリリットルで摂取できる。甘さを控え、梅の香りと酸味を生かした飲料に仕上げた。運動後や暑い季節の水分補給に最適という。 
 芝邦浩社長(58)は「五輪は延期になったが、新型コロナウイルスへの対応で疲労がたまっている医療従事者にも愛飲してもらいたい。一般の方の夏バテ対策にも最適。免疫力を高めて、コロナに負けない体をつくってほしい」と話している。
 クエン酸プラムは720ミリリットルで、2800円(税別)。希釈タイプで、3〜5倍に薄めて飲む。今後、県内外で販路を拡大させたいという。問い合わせは丸惣(0739・22・1155)へ。
■機能性表示食品
 科学的根拠に基づき、健康効果を商品パッケージに事業者の責任で記載できる。消費者庁への届け出が必要だが、特定保健用食品(トクホ)のように国の許可は必要ない。