わかやま夏の交通安全運動が11日、始まった。20日までの期間中、飲酒運転の根絶や横断歩道での歩行者優先などを重点に、和歌山県内各地で啓発活動が実施される。田辺署は運動に先立ち、飲酒運転の撲滅に向けて大規模検問をした。
 検問は10日午後11時〜11日午前2時ごろ、田辺市湊のJR紀伊田辺駅周辺であった。署の交通課や地域課、警備課などほぼ全ての課と、県警交通指導課からの計30人が参加した。
 検問では、飲食街「味光路」から出てきた車を駅前に誘導し、ドライバーが飲酒していないか1台ずつ確かめた。11日午前0時半ごろからは、署員らが5カ所に分かれて市街地や主要道路に抜ける道で検問した。
 署によると、管内では飲酒運転の検挙や事故が相次いでいる。6月5日未明には田辺市本町の交差点で、飲酒運転の車が別の車と出合い頭に衝突。ぶつけられた車を運転していた70代男性が頸椎(けいつい)骨折などの重傷を負った。事故を受けて取り締まりを強化したところ、6月中に計5件の酒気帯び運転を検挙したという。
 7月に入ってからも、同市新庄町の国道42号で6日、車内で飲酒しながら運転していた和歌山市の男(54)を現行犯逮捕している。
 田辺署の大江澄享交通課長(41)は「新型コロナウイルスの影響で落ち着いていたが、6月と7月に1件ずつ飲酒事故も発生している。少量の飲酒や少しの距離でも、これくらいなら問題ないと思わず、絶対に車を運転しないで」と呼び掛けている。