和歌山県みなべ町山内にある千里の浜で18日、ライオン大阪工場(堺市)の社員23人が、アカウミガメの卵がタヌキに食べられないよう守るステンレス製の籠を設置した。
 浜は本州有数のアカウミガメの産卵地。同工場社員は社会貢献活動の一環として毎年、7〜9月に3回ほど訪れ、籠を設置したり、調査の補助や浜の清掃をしたりしている。籠の設置によって近年は被害がなくなっている。
 同日は今季初めての活動。籠は同工場で製作したもので、縦・横50センチ、高さ30センチ。4班に分かれて産卵場所15カ所で、砂を掘って卵を覆うように設置した。
 当初から活動に関わっているという、ウミガメ保護ボランティアの責任者、安部貴大さん(49)は「少しでも貢献し、ウミガメの上陸や産卵が増えてくれるとうれしい」と話した。
 千里の浜では今年、16日までに上陸70回、産卵34回を記録している。