和歌山県古座川町三尾川にある坂本米男さん(74)の農園で7月30日、地元の子ども14人がブルーベリーの収穫を体験した。青紫色に色づいた直径1センチほどの実を摘み取り、試食した子どもたちは「甘い」と笑顔を見せた。
 体験したのは三尾川小学校の児童9人と三尾川へき地保育所の園児5人。児童はふるさと学習の一環で毎年、収穫を体験している。
 子どもたちは、スズメバチを避けるために張られたネットの中で育てられているブルーベリーの木から、熟したものを選んでそれぞれ摘み取り、籠に入れていった。収穫した実は一部試食し、その他は自宅へ持ち帰った。
 慣れた手付きでブルーベリーを収穫していた4年生の中田桧稟君(10)は「収穫するのは4回目。甘くておいしかった。持って帰る分はシャーベットにする」と喜んでいた。
 坂本さんは定年退職後、約20アールの畑でブルーベリーの栽培を始め14年目になる。無農薬にこだわっており、手作りジャムなどにして販売している。今年の収穫作業は例年より早く6月末から始めており、8月20日ごろまで続くという。例年約500キロ、多い時で約700キロを収穫している。今年は約700キロ収穫できる見込みだという。
 坂本さんは「今年は目標にしている1トンを収穫できるかと思っていたが、雨の日が続いたせいで、実が落ちてしまったり、膨らんで割れてしまったりして思ったより収穫量が減ってしまった」と話した。