和歌山県みなべ町埴田の鹿島神社は1日、奉納花火祭を営んだ。例年は夜に神社前の南部海岸に多くの人が集まり花火を打ち上げるが、今年は新型コロナウイルスの影響で夜の打ち上げは取りやめ、朝の潮くみ神事の際に花火を奉納し、新型コロナの終息も願った。
 津波から町を守った鹿島の神に感謝して、江戸時代に始まった祭り。この日は神社総代23人が出席し、午前9時半から神社前の海岸で潮くみ神事を営んだ。神事の最後には、堤防から15発の奉納花火を打ち上げた。
 続いて、本殿で神前式を営んだ。出席者はマスクを着けて、手を消毒した上で本殿に集まり、亀井隆行宮司(46)が、一日も早いコロナの終息や地域を守っていただくことを願って祝詞を読み上げた。
 亀井宮司は「今年は縮小した形での祭りとなったが、来年には素晴らしい花火が奉納できるように願っている」、責任総代の山本明治さん(80)も「コロナの流行がなければ、華々しい打ち上げ花火をするところだが、取りやめとなった。ただ、皆さんの協力で祭りは営むことができ、感謝している。早くコロナが終息することを願う」と話した。