新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光需要を呼び起こそうと、和歌山県田辺市が実施する市民限定の「じもたび(地元旅)キャンペーン」に、4754件の応募があった。市内を巡るツアーや宿泊券を抽選でプレゼントする企画で、倍率は約4倍。当選者には7月下旬、通知を発送した。
 じもたびキャンペーンは、全国向けの観光キャンペーンに先駆けた企画として、市民を対象に実施。熊野三山巡りなどの無料ツアーが計180組(360人)、市内で使える宿泊券(2万円分)が千人に当たる内容で、7月1〜20日に募集した。
 特に人気だったのは、市内で使える宿泊券。当選者千人に対して、4174人の応募があった。期間は来年2月28日までで、キャンペーンに登録した83施設で利用できる。
 また、このキャンペーンとは別に、市観光振興課は市民や県民向けの優待サービスを提供している宿泊施設を一覧にまとめ、同課ホームページで公開を始めた。掲載しているのは市内42施設で、割引やドリンクサービスなど優待の内容や期間はさまざまとなっている。優待を受けたい場合は、予約時の申告が必要。
 市観光振興課の担当者は「じもたびキャンペーンには多くの市民にご応募いただいた。この機会に、普段泊まらない宿や地域の魅力を感じてほしい。独自に優待サービスを提供している施設もあるので、今回当たらなかった人もぜひ利用してほしい」と話している。