和歌山県古座川町小川にある道の駅「瀧之拝太郎」に今年もボウズハゼの〝駅長〟が登場した。施設内の水槽で1日から観光客らを迎えている。〝任期〟は8月31日まで。
 小川にある県の名勝・天然記念物「滝の拝」では、岩壁を群れになって登るボウズハゼの姿が人気で、遠方から見に来る観光客もいるが、川の状態が悪く見られない時もあることから、町公民館小川分館の尾添宏進分館長(59)が、昨年から子どもたちが多く訪れる夏休み限定で道の駅で飼育している。餌は川の石に付いたコケで、尾添さんが3日に1度、近くの川で石を探して交換している。
 今年のボウズハゼも、尾添さんがアユの友釣りをする知人から譲り受けた。体長は約15センチで、任期を終えた後は川へ返す。隣の水槽では、古座川で生息しているボウズハゼなどのハゼ類やエビ類も飼育している。
 尾添さんは「本物のボウズハゼを見てもらうことで、美しい古座川の自然の貴重さを知ってもらえればと思い昨年から飼育している。皆さん、新型コロナウイルス感染症対策でストレスの多い時間を過ごしていると思うが、ボウズハゼのかわいい目や動きが、少しでも癒やしになればうれしい」と話している。
 道の駅の開館時間は月〜金曜が午前8時半〜午後5時。土日曜は午前10時半〜午後3時で、地元物産販売もある。