和歌山県古座川町三尾川小学校の全校児童9人が9日、近くに住む日下恵夫さん(77)の田で稲刈りを体験した。
 地域の人らの協力を得て、児童らが毎年稲作について学んでいる。今年は春に約2アールの田にうるち米「いのちの壱」の苗を植えていた。
 この日は日下さんと近所の農家の人ら4人も参加。児童らは鎌を使った刈り取りと、バインダーという刈り取りと結束を同時にする機械を使った二つの方法を体験した。
 黄金色に実った稲は既に半分ほどが日下さんらの手で刈り取られており、児童は残りを1時間ほどかけて刈り取った。
 日下さんは「台風10号の通過に伴う強風の影響で稲が倒れ刈りにくかったと思うが、初めて鎌を使った子も上手に刈っていた。機械にもすぐ慣れていた」と話した。
 稲刈り体験は当初は午後の授業でする予定だったが、午後から雨の予報だったため、急きょ午前中に実施した。
 参加した6年生の男児は「雨が降らず、最後の稲刈りが無事できたのでよかった」と喜んでいた。
 17日には4、5年生で脱穀を体験する。収穫した米は給食に出される予定。