和歌山県みなべ町で総合型地域スポーツクラブの設立を目指す「梅の里スポーツクラブ設立準備委員会」(大前崇委員長)は17日、同町谷口の生涯学習センターで委員会を開き、今後の活動内容を決めた。来年4月にクラブを設立し、活動をスタートさせる。
 委員会によると、町内では少子化や保護者の共働き、競技志向の敬遠などから子どものスポーツ離れが進み、チームや競技者数とも減少し、体力や運動能力の格差が大きく広がってきている。大人も社会環境や生活スタイルの変化から、住民同士の交流が減り、スポーツや運動の機会が少なくなり、体力低下や健康寿命への影響が懸念されるという。
 こうした現状を踏まえ、委員会では地域住民主体で、いまの生活スタイルに対応した新しい形の「総合型地域スポーツクラブ」の立ち上げを目指している。
 2018年1月に準備委員会を発足。会議や先進地の視察などをして検討を重ねてきた。17日の会議には、準備委員会の委員16人と事務局の町教委職員2人、今後、運営委員となる4人が出席した。
 クラブの展望としては、スポーツの力でまちを元気にする▽地域の人たちの居場所となるような環境づくりをする▽好きなスポーツをいつでも、どこでも、誰でも気軽に楽しめる環境をつくる▽スポーツを通じて地域の交流人口を増やす―などを掲げた。
 これらの達成に向けた具体的な目標として、行政と連携し、継続的に参加しやすいイベントを定期的に開催する▽ボランティア登録者100人▽小中学校の部活動の請負やトップアスリートの雇用を挙げた。
 クラブは、会費によって自主運営していく形で、当初はスポーツクライミング(ボルダリング)、ランニング、ヨガ、サッカーから始めていく計画。卓球についても調整中という。会費を支払い、クラブの会員になることで、さまざまな種目やプログラムを楽しむことができ、子どもから大人まで町内外問わず広く参加できるようにするという。
 今後、プログラムや会費などを最終調整し、チラシを作製、配布して住民に周知する。会員は来年1月から募集する予定にしている。
 準備委員会は「最初から町全体のスポーツを担うことは難しく、やれるところから小規模・自主運営で取り組み、広げていきたい」としている。