野球関西独立リーグの和歌山ファイティングバーズ(FB)は28日、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパーク野球場で行われた今シーズンの最終戦を勝利で飾り、4チーム中2位でシーズンを終えた。ホーム試合では今季最多の約140人の観客が来場した。

 関西独立リーグは今季、新型コロナウイルスの影響で約2カ月遅れの6月に開幕した。和歌山FBは12勝10敗3分けの2位。優勝は堺シュライクス(堺市)だった。
 28日の最終戦では、熊野本宮大社(田辺市本宮町)の九鬼家隆宮司が正装で始球式に臨んだ。新型コロナの一日でも早い終息を願って投げたボールは、捕手のミットに見事に収まった。
 試合は和歌山FBが兵庫ブルーサンダーズに12―1で快勝。7回には本塁打などで一挙7点を奪ったほか、7人の投手を継投して相手打線を抑え、観客を喜ばせた。
 和歌山市の会社員、橋本育也さん(46)は、私設応援団「紀州闘鶏会」を立ち上げ、今季のホーム試合はスタンドでメガホンをたたくなどして和歌山FBを応援した。「コロナで大声が出せない中、今日はこんなに多くの人が一緒に応援してくれてうれしい。また来年も応援したい」と喜んだ。
 試合の後、川原昭二監督(66)と選手がグラウンドに立って観客にあいさつ。川原監督は「コロナ禍で開幕がどうなるか分からなかったが、皆さまの声援で選手たちも成長できた」、西河洋樹主将(26)は「皆さまの声援でシーズンを終えることができた」と感謝した。