和歌山県紀南地方の農地や沼沢地などで、タデの仲間ミゾソバが、小さな花を固まって咲かせている。この花の多くは先端が紅色をしているが、まれに白花も見つかる。
 花の大きさは5ミリ前後と小さい。近づくと花が集まってコンペイトーのように見え、遠目にはきれいなピンクを敷き詰めたよう。水田地帯の用水路でよく群生するが、近年はコンクリート製の側溝が増え、生えにくくなっている。和名は溝に生えるソバに似た草の意味。
 みなべ町高野の山中では、小さな谷沿いに群生しており、何株かが真っ白い花を咲かせている。地元の農家は「この花はよく見掛けるが、白い花は初めて見た」と驚いていた。