和歌山県白浜町中の県道フラワーライン沿いの一画で、地域の若手農家グループが育てたコスモスが見頃を迎えている。
 フラワーラインは紀勢自動車道南紀白浜インターチェンジと白浜温泉街方面を結んでおり、観光客の通行も多い。道路名にちなみ、おもてなしの意味を込めて取り組んだ。
 南白浜小学校北交差点そばの農地(28アール)で、ピンクや白色の花が風に揺れている。グループが8月に種を撒き、10月上旬に開花を確認した。まいた種は約4キロで、少なく見積もっても5万本はあるのではないかという。
 グループ代表の鴨居秀和さん(37)=白浜町才野=は「白浜と言えば観光の印象が強いが、農業も盛んということを知ってもらうきっかけになればいい。初めての取り組みなので読みづらいが、11月上旬までは楽しめると思う」と話している。
 グループでは来春にフラワーライン沿いの別の農地で菜の花を咲かせる予定。
 白浜町は本年度から、対象としたフラワーライン沿いの農地で花を栽培する個人や団体に奨励金を出す制度を始めた。農地の保全や景観づくりが目的。町によると、コスモスを育てたグループが、この対象の第1号となった。