和歌山県は26日、保健所管内別の人口当たり新型コロナウイルス感染者数を初めて公表した。過去1週間の人口10万人当たり新規感染者数は、24日時点で田辺保健所管内が2番目に多い8・2人だった。最多は橋本保健所管内の22・7人で、県全体では7・0人となっている。
 政府の分科会は感染状況の指標の一つとして、その日から過去1週間の人口10万人当たり新規感染者が、15人以上の場合を「感染急増段階」、25人以上の場合を「感染爆発段階」としている。
 橋本保健所管内は、15日前の9日は1・2人だったが、その後右肩上がりに増え、17日に17・9人になった。21日には14・3人に下がったが、再び急上昇している。
 2件のクラスター(感染者集団)が発生したことや、大阪府に近く、影響を受けやすい地域であることなどが要因と考えられるという。
 2番目に多いのは田辺保健所管内で、17日ごろから徐々に増加傾向にある。岩出保健所管内は8・0人で、20、21日に15人以上になったが、その後低下傾向となっている。和歌山市は7・3人で、海南、湯浅、御坊、新宮の保健所管内はゼロだった。
■感染者が高年齢化/「第3波」 50代以上半数超
 また県は「第3波」(11月1日以降)と「第2波」(6月23日〜10月31日)の感染状況を比較。感染者の中心が若者から50代以上の高年齢者に移っていることを具体的な数字で示した。
 24日までの「第3波」の感染者128人のうち、50代以上は71人で、55・5%と半数以上を占めた。「第2波」では212人のうち50代以上が60人で28・3%だった。
 特に70代以上でみると「第3波」は29人で22・7%だが、「第2波」は16人で7・5%しかいなかった。
 一方、20代以下は「第3波」は20人で15・6%だが、「第2波」は109人で51・4%と半数以上あった。
 「第1波」(2月13日〜6月22日)は63人のうち、50代以上は38人で60・3%、20代以下は13人で20・6%。「第3波」に近い構成となっていた。