和歌山県の田辺駅前商店街振興組合は12月5日〜来年1月11日、新しく生まれ変わった商店街をイルミネーションで飾る。新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ商店街を政府が支援する「Go To 商店街」を活用。期間中は歩道や空き店舗などでマルシェや音楽ライブも開催し、魅力を発信する。
 駅前商店街には熊野古道を訪れる外国人客が立ち寄っていたが、新型コロナの影響でほぼゼロに。4月にはアーケードの撤去や無電柱化などで景観を一新したが、完成記念イベントは中止になった。そこで、客足の回復を図ろうと、振興組合が「Go To」に申請、採択された。県内では他に和歌山市の1件のみ。
 駅前商店街でアーケードの代わりに設置した小型の屋根(シェード)は、柱の前面が発光する。屋根を照らす間接照明とともに夜の商店街を彩っている。これにイルミネーションを加え、さらに華やかにしてクリスマスや年末年始の雰囲気を演出する。イベントによる人出のピークを夕方以降に分散する狙いもある。
 12月は毎週土曜にイベントを開催。5日には弁当販売やネイル体験などが楽しめるマルシェ、19日には音楽ライブ、1月9日には餅つきがあり、地域交流の場としての商店街をPRする。 
 また、各店が店頭に屋台を出したり、空き店舗に臨時出店を募ったりする。立ち寄りやすく、買い物しやすい商店街を体感してもらいたいという。各店を巡るスタンプラリーもある。
 振興組合の中野真理理事長は「各店が趣向を凝らし、頑張って準備している。心安らぐイルミネーションは必見。家族連れで遊びに来てほしい。商店街の楽しさを体感してもらい、来店や新規出店につなげたい」と意気込んでいる。