日本男子ツアーの選手会が都内で理事会を開き、新選手会長に時松隆光が選ばれた。副会長には、石川遼、池田勇太(留任)、小鯛竜也の3人が就任した。


理事会が終わって開口一番、時松は「実感がなくて不安しかありません」。ツアー通算3勝と実績は十分とはいえ、26歳の若者が選手会の約200人の顔となったのだから、それも無理はない。実際、時松は選手会長に向いているのか? 時松が小学生の頃から指導し、彼の代名詞であるテンフィンガーグリップを教えた篠塚武久氏に聞いてみた。

「私は昔から『ゴルフをとったら何も残らない人間にはなるな』と教えてきました。選手会長に選ばれたということは、実力だけでなく人格的に認められたということですから、すごくうれしいですね。彼には思いやりの心がある。昔、東はイケメンの石川遼、西はココロの時松源蔵と言っていたくらい」。(時松の本名は源蔵で登録名が隆光)

その思いやりがわかるのは、時松が優勝したときだという。「源蔵はガッツポーズをしません。それがつまらないという人もいるけど、まず相手に対して『ありがとうございます』とお礼をする。それが相手に対する思いやりなんです」。さらに篠塚氏は続ける。「小さい頃から気配りができる子で、プレーしているときもよく人を見ています。ゴルフ界の発展をすごく考えていますし、一生懸命頑張ると思いますよ」と太鼓判を押してくれた。

前任の石川遼も「彼は周りをよく見られるし、非常に謙虚だし、そのまんまの源蔵でいてくれればいいかなと思います」と信頼は厚い。報道陣に姿を現したときには不安そうな表情を浮かべていた時松だったが、「男子ゴルフ界を良くしたいという気持ちが前より強くなりました。大変になるとは思いますが、みなさんから1年良かったねっていわれるような年にしたいです」と最後は精悍な顔つきに変わっていた。

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