いまだに開幕を迎えることができていないなか、渋野日向子がはじめて米本土の地を踏んだ。


2月に開催予定だった米国女子ツアーのアジアシリーズ2戦が新型コロナウイルス感染拡大により早々に中止を発表。気を取り直し、国内開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」からシーズンをスタートするはずだったが、国内も相次ぐ中止が発表。海外女子メジャー初戦の「ANAインスピレーション」を見据え、緊急渡米していた。

日本国内での大会開催が不透明ななか、渋野は10日に米国へと飛び立った。本来はANA出場のために、国内で数試合の出場ののちに米国入りするはず予定も、入国制限の懸念が浮上。急きょ渡米を早めた。

難しい決断だった。20日に開幕する予定だった「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」はホステス大会。出国時は同大会の開催可否が不明だったが、開催されれば帰国するつもりだった。中止・延期となった場合には、ANA前週の「キア・クラシック」の推薦出場かマンデー(予選会)からの出場をにらみ、米国にとどまる予定でいた。

結果的にTポイント×エネオスが13日に大会の中止を発表。同日にはキア・クラシックとANAの延期も発表された。出場試合がなくなった渋野は現地に残り、ラウンドや練習などを行ったほか、契約先のPING本社にも赴いた。

渋野は2021年から米国女子ツアーの本格参戦を目指しており、今回の渡米は米国の空気を肌で感じる機会にもなった。気分転換でグランドキャニオンなども観光したといい、実のある時間となった。

国内女子ツアーはANAと同週開催予定だった「ヤマハレディースオープン葛城」まで中止が発表。米女子ツアーも5月上旬までの大会が延期。今後は国内大会出場を見据え、調整を重ねていく予定。目標とする東京五輪出場に向けて、いつ始まるとも分からない20年シーズンに備える。

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