東京五輪の開催について連日の報道が続いている。過去に五輪が中止になったことはあるが、全て戦争によるもので今回のような前例は無く、延期については一度もない。仮に五輪が延期となった場合、ゴルフ競技にどんな影響が出るのだろう。日本ゴルフ協会(以下JGA)に、延期した場合の疑問点を問い合わせてみた。


JGAもテレワークを取っていて出社する人も限られているとのこと。電話越しからも普段と違う様子が伝わってくる中、取材に応じてくれた。


質問1)そもそも、五輪が延期になった場合などに対応できる規定はあるのでしょうか?

JGA)ありません。前例もないため想像だが、国際ゴルフ連盟(以下IGF)またはJOC(日本オリンピック委員会)が国際オリンピック委員会(IOC)と話すのではないか。
JGAには中止、延期といった連絡は一切なく、選手の宿泊やユニフォームの用意といった大会に向けた準備を行っている。


質問2)ダスティン・ジョンソン(米国)は日程を理由に五輪を辞退しました。延期されて本人が出場を希望した場合はどうなりますか?

JGA)IGFがIOCに相談することになるのではないか。


質問3)オリンピックランキングは見直されるのでしょうか?
※注 男子は20年6月22日、女子は6月29日付けのランキングから出場資格が発生する。尚、現在は凍結中。

JGA)IGFが決定する。


質問4)質問4に関連して。国内外で試合が行われず、世界ランキングとオリンピックランキングには、現在の戦歴が反映されないランキングとなっていますが、このままのランキングで選手が決まると考えてよいのでしょうか?
また、オリンピックランキング15位圏外になる日本人選手も出てくる可能性があります。いわゆる試合の無い”空白期間”は考慮されるのでしょうか?

JGA)ランキングにつていも、試合の無い状況を考慮するかどうかもIGFが決定する。

すべての質問に対しJGAは、「JGAに決定権はなくすべてIGFが決める」と回答。IGFとIOCが話し合いを行い決定した事項がJGAへ申し送られてくると説明し、決められたルールにのっとり、JGAは選手をサポートする立場であるとの姿勢を示した。

そこで、決定権を持つとされるIGFに同様の質問を送ったところ、次の回答が戻ってきた。

「感染症に関する規定は設けておらず、世界保健機関(WHO)やIOC、日本政府からの指示に依る。世界ランキングは凍結されたが、オリンピックランキングのシステムは東京五輪出場を争う選手にとって公平なものであり、凍結されても公正と考えている」。

オリンピックランキングについては、「世界ランキングが再開されたら、(オリンピックランキング)へのポイントの付与も続行されるだろう」との見解を示している。ダスティン・ジョンソンが五輪出場を希望した場合については「現時点では時期尚早」とし、明確な回答は得られなかった。

国際オリンピック委員会(IOC)は22日、東京五輪の延期を含めた具体的な検討を開め4週間以内に結論を出すと発表。出場資格などゴルフ競技開催の主軸を握るIGFの判断もそれ以降となる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>