日常生活でも自粛を余儀なくされる中、家でもできる簡単なストレッチ法を紹介したい。プロアスリートからアマチュアの一般ゴルファーまで、場所をとらずにできることはたくさんある。在宅勤務で凝り固まってしまった体をほぐすため、ぜひともトライしてみてほしい。


今回は渋野日向子と斎藤大介トレーナーに2種類のストレッチを聞いた。斎藤トレーナーはイ・ジョンウン6(韓国)やリディア・コ(ニュージーランド)、畑岡奈紗を見てきており、米ツアーでも実績十分。「渋野さんは元々ポテンシャルが高いですが、さらに強くなってきましたし、もっと強くしていきます」と、強い肉体づくりを目指している。

強化といっても、きついトレーニングや練習の合間には体をほぐすことも必要。そんなときに有効なのが、

(1)普段の体の動きと逆のことをすること
(2)スイングに重要な股関節の強度を上げる

の二つだという。渋野自身も練習の合間や、長時間のパッティング練習のあとなどに行っているという2種類の簡単ストレッチを紹介しよう。

まずは(1)。こちらはアルファベットの「D」の形を体でつくるストレッチ。床にヒザをつき、両手で両足のカカトをつかむ、腰をそらしておなかを前に出すストレッチ。「ゴルフはほとんど前傾姿勢のスポーツなので、股関節が曲がり、おなかも折れ曲がり背中が伸びます。その逆をすることにより体の表面、裏面のバランスがよくなります」(斎藤トレーナー)。

「これはプロでなくてもできるものです。体が硬くて腰を反らすことが難しくても、手は後ろに回りカカトをつかめるはずですから、無理に反らさなくても効果はあります。腕を伸ばしてカカトタッチができればいいのです。体の形がDではなく三角形でもかまいません」と斎藤トレーナー。できる範囲でやってみてほしい。

次に(2)だが、こちらは体でアルファベットの「T」の形をつくるストレッチ。ゴルフのなかで特に重要なのが股関節。強度を上げながら可動域も広げる必要があり、「T」のストレッチはこれに効果的だ。

「片足で立ち、体を前に倒して両手を前に出します。上げた足は後ろに伸ばします。スイングは股関節からしっかりと動く必要があります。また、スクワットのようなトレーニングをするにしても股関節は非常に重要。ウォーミングアップの一環としても良いと思います。ポイントはお尻に力を入れて、立っている足のヒザを曲げないことです」(斎藤トレーナー)

「D」、「T」をそれぞれ3回ずつ、1回につき3秒同じ体勢をキープするだけ。渋野も実戦する簡単ストレッチ。思いっきりゴルフができるようになるまで、まずは在宅勤務の合間にでも体をほぐしてみよう。なめらかなスイングに飛距離アップも可能? きっと、スコアもよくなるはず!?

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