6月11日に開幕する「チャールズ・シュワブチャンレンジ」から再開を予定している米国男子ツアー(PGAツアー)。米ゴルフダイジェスト誌が選手たちに対して再開に最も望むことについてアンケートを実施したところ、35人中18人の選手が「毎試合、きちんと全員がウイルス検査を実施されれば出場する」と答え、検査実施を条件にしていることが分かった。


チャールズ・ハウエルIII(米国)は「医療機関による正確な検査が実施されることがツアーに戻る条件。ゴルフは他の競技と違って、旅が続くし、ホテル、レストラン、そしてジムにも行く。これらが安全に機能しなければならない」、スチュワート・シンク(米国)は「ツアーの決断を信頼しているが、どれくらい安心してツアー生活に戻れるかは個人差がある」と答えている。

PGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏もウイルス検査の実施をツアー再開の第一条件に挙げており、現在その方法、回数などについて調整を進めている。鼻咽腔、もしくは唾液からの検査に加えて抗体検査も行なわれるとしている。

一方、13人の選手は「ツアーの安全確認を信頼しているが、毎試合のウイルス検査は必要だと思わない」と答えていることも分かった。

先週、テキサス州ダラスで開催されたチャリティートーナメント、「マドリー・サマリタン・ファンド招待」にはジョーダン・スピース、スコッティ・シェフラーらのPGAツアー選手が参戦した。そこではバンカーレーキが取り除かれるなどのコロナルールが一部採用され、スコアラーがバンカーを均すと措置がとられていたが、ツアー再開には多くの課題が残っている。

また、35人中3人は「これまでのツアーと同じでまったく構わない」と検査が必要としない選手もいる一方で、「ワクチンができるか、確実な治療が確立されるまでツアー復帰したくない」という選手も1人いた。安全の感じ方には個人差があるが、全員が安心してプレーできるには、まだしばらく時間がかかりそうだ。(文・武川玲子=米国在住)

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