新型コロナウイルスの影響でいまだ開催の目途が立たないプロゴルフツアーだが、選手は来る開幕に向けて備えるしかない。昨年、ゴルフ界の話題をさらった渋野日向子もその一人。現在は「声援が恋しいですね」と開幕を待ちわびながら体づくり、スイングづくりに励んでいる。


昨年の終盤から新たにチームに加わった斎藤大介トレーナーとともに、みっちりと体をつくってきた渋野。一回り大きくなったと3月末のテレビ出演時にも話題となったが、実際にはどういう状態にあるのか。斎藤トレーナーと渋野本人に聞いてみた。

「2月中旬からシーズンインを予定していましたので、その時点で体は一度仕上がっていました。その後、試合がないことが分かってきたので青木翔コーチとも話して、一度仕上がったものをリセットし、この1〜2週間はオフの最初の段階まで戻して、体の強度を上げる内容にしました」

2月の米国女子ツアーアジア連戦に向けて短いオフながら、体を最高の状態に仕上げた。ところがタイ、シンガポール2試合が中止、その後は国内も開幕戦から中止が相次ぎ、先が見えない。予定していた海外女子メジャーも秋以降に延期されるなど、海外参戦も現状は白紙。そのため一度クールオフし、“一”の状態からリスタートをしている最中だ。

2019年10月から渋野を見ている斎藤トレーナーも、渋野の強化については順調と話す。「体重は増えていますが体脂肪率は変わっていません。筋肉量が増えています。主に取り組んでいるのは股関節周りの強化、体幹強化、下半身トレーニングです。全身を使う動きのものがほとんどです」と、バランスのいい仕上がりは順調そのものだ。

これに対しては渋野も「大きくなりましたね。でも、ゴルフの成長にとっては重要な部分です」と、新生・渋野をお披露目したくてウズウズといったところ。飛距離も「正確には計っていませんが伸びています。10ヤードくらいでしょうか?」とトレーニングの効果を実感している。

「現在は週2回のトレーニングを行っています。1回につき約90分。股関節の強化とお尻回りがかなり強くなりました」と斎藤トレーナー。開幕の予定が立たないなかでも、柔軟に対応している。「いつ開幕してもいいように準備するだけです」と渋野。チーム一丸となって、最高の状態をキープし続けていく。

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