新型コロナウイルスの影響でいまだ開催の目途が立たないプロゴルフツアーだが、選手は来たる開幕に向けて備えるしかない。昨年賞金ランキング60位で初めてのQTを経験、今季シード復活を狙う藤田さいきもその一人だ。


現在は熊本県内にて調整中だという藤田。沖縄での開幕戦が中止となった後、例年オフに合宿している土地で開幕を待つことに決めてから早2カ月が経とうとしている。

「所属先のチェリーゴルフさんが運営しているお世話になっているゴルフ場があり、そこで開幕に向けて準備していたんです。そうしたら緊急事態宣言が全国に拡大して、拠点にしている千葉だけでなく家がある栃木にも帰られなくなりました。その話をチェリーゴルフさんにしたところ“まだ続けていていいよ!”と言ってくださって残って練習を続けることができています。本当に感謝しかありません」

コースに出るのも早朝や夕方にするなど、できる限り人との接触はなるべく避け、買い物に行くのも週に1、2度にとどめている日々。「ゴルフをするということだけ考えればとても素晴らしい環境です。自分で練習やトレーニング、ケアをしながら頑張っています」。フラフープやスラックラインなど遊びの要素も取り入れたりしながら、いつ試合が始まってもいいように準備を進めている。

なかなか家に帰ることのできない環境下でも「家族や友人に会えないのは寂しいですが、周りのみなさんがとても優しいですし、とても元気に過ごしています。今は私たちだけでなく世界中の皆さんが我慢しないといけない時期ですが、またみなさんと笑顔でお会いできることを楽しみにしています」と明るい声で答えてくれた。これまでにない状況に直面しながらも、16年目のシーズンに向けて持ち前の明るさは失われてはいない。

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