ツアー再開3戦目となった「トラベラーズ選手権」の開幕前、現地で受けたPCR検査の結果が「陽性」と判定されたキャメロン・チャンプ(米国)は、規定に従い大会から棄権した。


その後現地でCDC(米国疾病管理予防センター)のルールに従い自主隔離。土曜日までの3日間で3度受けた再検査はすべて「陰性」だった。

チャンプは自身のツイッターで検査結果を公表。「ツアー、チームのみんなの支援にとても感謝している。安心して自宅に戻れる」とコメントをしている。

さて、ここで疑問が生じるのが果たしてチャンプの受けた「陽性」は正しかったのか、という問題。実際にPCR検査の正確性には多くの疑問があり、「陽性」が「陰性」と判定される確率は20%と米国のジョンズ・ホプキンズ大学は言うが、「陰性」が「陽性」と判定されるケースももちろんある。

しかしながらチャンプは次戦の「ロケットモーゲージ・クラシック」も出場を見送るようにツアーから要請を受けた。出場できるのは7月9日開幕の「ワークデイ・チャリティ・オープン」からになるという。

一度でも「陽性」の判定を受けると、たとえその後「陰性」が続いても、2大会も欠場を余儀なくされるのは選手にとっては大変辛いところ。しかしながら米国では現在も日々新型コロナウイルス感染者は増え続け、特に若年層への感染が拡大しているのが現状で、問題は彼らの多くは“無症状”だということ。チャンプは「体調はずっと、とてもいい」と言うから、もし本当に感染していたとしてもいわゆる“無症状”だったことになる。

真実は分からないままだが、チャンプが今健康であることが重要、ツアーは最大限の安全策をとって進んでいくしかない。チャンプの早期復帰を祈ろう。

文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)

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