新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が相次いだため、国内女子ツアー開幕戦となった6月の「アース・モンダミンカップ」。それから約2週間が経過したが、次の試合は最短でも8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」となるため、またしても1カ月以上試合がない時を過ごすこととなっている。そんななか、初戦を終えた女子プロたちはどのように過ごしているのか。今回はそのアース・モンダミンカップで優勝した渡邉彩香。


昨年の賞金女王・鈴木愛をプレーオフで破り手にした5年ぶりの優勝。その直後のインタビューで涙を流す姿に多くのゴルフファンが感動した。その声は渡邉にも多く届いたようで「初優勝の時よりもたくさんの方が喜んでくださいました。それを時間が経つにつれて少しずつ実感しています。頑張ってきてよかった」。自分のプレーに泣いて感動してくれるファンがいる。今後に向けて大きな励みにもなった。

もう勝てないんじゃないか。そんな状況からの復活劇の一番の理由に挙げたのは「チーム力の強さ」だという。「自分のチームができあがったことがとても大きかった。キャディさん、コーチ、トレーナー…。思ったことを言い合える、私の復活を信じてくれている。そんなチームが出来上がり今までよりも心強かった。それがショットの復調につながったと思います」。決して一人では成しえなかった。

それだけでなく、「調子が悪い時でも“待っているから”と暖かい言葉をかけていただきました」と契約を結ぶスポンサーも大いに支えてくれた。例年であれば試合が続くため優勝報告はオフになりがちだったが、今年は時間ができたためすぐにお礼を言うことができた。

そんな充実した日々を過ごしているなかで、目下の課題はショートアイアンだ。「昨年から取り組んできたスイングが良くなって、さらに試合でもいいショットが打てて自信がついたことで振り感が変わってきました。それに伴って縦の距離がちょっと変わってきている。9番以下の番手の距離感をしっかりと突き詰めたい」と新たな課題も明確となっている。

これからの2020年の目標はもう1勝。「全米女子オープンに出場したいですが、まだ出場権がどうなるか分かりません。まずは年内にもう1度勝って、来年に行けたらと思います」。優勝に満足することなく、この1カ月でさらにレベルアップを目指していく。

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