お仕事別・みんなの温め&潤しテクニックをリサーチ。日ごとに厳しくなる寒さと乾燥にくじけそうでも大丈夫! 今日から試せるアイデア満載でお届けします。

冷たい波しぶきも平気! 防水&防寒の必携アイテム。

釣り好きが高じて静岡・南伊豆に移住、ゲストハウスを営む松原淑美さん。釣りガールを増やしたい、と宿の目の前にある堤防で宿泊客に指導したり、時には船釣りのガイドも務めたり。「海の上では時化ている時は風も強く、波もかぶります。じーっと当たりを待っているので、夜は体の冷えがこたえます」。特に上半身の冷えがきつく感じるとか。そんな船上での温めスタイルとして、初心者にはスノボのウェアをおすすめするそう。「防水もしっかりして動きやすく、腰まわりが暖か。専門のウェアを買わずとも平気です」。ネックウォーマーとニット帽をつければ防寒は完璧。

長崎の壱岐でのひとコマ。「手袋を外していますが、釣り用のウェットスーツ素材のものを使います。専門メーカーではないですが『ワークマン』のインナーも活用してます」

釣りYouTuberと靴下メーカーがコラボした「もちはだヒレハイソックス」。「足首の内側にポケットがあってカイロが入るんです! 足裏に貼るだけでは足りない真冬でもポカポカ」

船上のお供は、ホットミントティー。涼しそうなイメージだが、意外やメントールに温め効果もあるそう。「地元産の粉末生姜とハチミツを加えます。スッキリ風味で酔い止めにも」

ゲストハウス経営・松原淑美さん 地域おこし協力隊として移住した静岡県の南伊豆町でゲストハウス「Daja」を開く。堤防釣りの釣果はその日の食事にもできる。インスタアカウントは@guesthouse_daja

氷点下にもなる冬の山でぬくぬく過ごせる防寒テク。

デザイナーの宮田有理さんが山に入るのは月に1〜2回。コースタイムの1.5倍ぐらいをかけ、のんびり森の中を歩くのが好きなのだそう。「モチーフになりそうな珍しい形の植物を見つけたら、その場で写真を撮ったりスケッチをしたり」。歩いている時は体が温まっていても、立ち止まると冷えを感じるとか。「保温力がある『サーモス』の水筒を2つ用意して、一つにはすぐに飲める温かい紅茶を、もう一つにはアルファ米を食べたり鍋を作るのに使うお湯を入れておきます」。山に泊まる心得は「まだ体が温まっているうちテントを張り、汗を拭いてすぐに着替えること。汗冷えも防げます」。

休む時は重ね着が大切。「メリノウールのインナーを上下に着て、その上にパンツとダウン。さらに寒い時はフリースで調整します。靴下は5本指と普通のタイプを重ねて履きます」

普段はトレイルミックスを入れるプラスチック製の「ナルゲンボトル」にお湯を目一杯注ぎ、蓋を閉めたら保存袋にイン。「寝袋に入れておけば湯たんぽ代わりに。これでぐっすり!」

出発前のひと工夫で、夜の鍋がご馳走に。「アルミホイルに味噌を塗り、七味と刻んだ生姜をのせてオーブンでチン。これをそのまま持っていき、鍋に投入。あったまるし、美味しい!」

デザイナー・宮田有理さん ジュエリーブランド『YURI MIYATA』のデザイナーとして活動。登山中に見つけた自然の形をモチーフにしたアクセサリーの製作を行う。

湿度20%以下の乾燥地帯、機内で喉と肌を守るには。

「飛行機内は砂漠より乾燥しているといわれます」とは元客室乗務員で、現在マンガ家の御前モカさん。理由は、結露するとサビや故障の原因となるため、水分を除去しているから。そんな機内で一番気を使うのが喉のケア。「アナウンスやお客様方との会話などで喉を痛めてしまいがちですが、CREWの本分は保安要員。万が一の時はお客様方に速やかに安全に脱出していただけるよう、声を張り上げねばなりません」。喉を潤すため、最低30分おきに水分を摂ったそう。「さらに、機内の秘密の小部屋(休憩場所)でお休みを取る際には、マスク着用を心がけておりました」

御前さん自身は乾燥肌だそうだが「お顔は労働による天然オイル&汗でコーティングされてトラブル知らずでした。とはいえこまめに乳液やクリーム等を目元・口元に加えておりましたね」©御前モカ(秋田書店)2016

肌が潤う秘訣は、食事にあり!? フライト後は時差を厭わずCREWと一緒にステーキハウスへ。「お肉摂取は大切です。お肉をしっかりいただいてしっかり睡眠。翌朝はお肌がもっちり」

普通のボディケアだと、機内の乾燥で首から下が粉吹き芋状態になるほど。「お風呂上がりはタオルドライなしで、ハトムギ美容水で全身保湿クリーム。こちらのケアで脱却できました」

マンガ家・御前(おんまえ)モカさん 元客室乗務員。客室乗務員と他業種の仲間たちのリアルをお伝えするエッセイギャグ漫画「CREWでございます!」を秋田書店「マンガクロス」にて連載中。

※『anan』2019年12月11日号より。取材、文・黒澤祐美

(by anan編集部)