大阪にはたくさんの名物スイーツがありますが、その誕生秘話や歴史を知っていますか?

今回は、大阪の名物スイーツの中から、銘菓『みるく饅頭月化粧』とチーズタルト店『パブロ』の誕生秘話をご紹介していきます。誰もが知る人気商品に成長した秘密とは……?

 

■1:大阪土産の定番『みるく饅頭月化粧』

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

大阪府阪南市にある『青木松風庵』は、1984年に創業された和菓子の名店。そこで販売されているのが大阪土産として定番の『みるく饅頭月化粧』(1箱 1,296円・税込)です。

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『みるく饅頭月化粧』は、丸くて黄色い昔ながらのお饅頭の形をしていますが、バターの香りが広がる、まるで洋菓子を食べているかのような味わいが特徴。今や年間1,400万個以上売れるほど人気の大阪土産の定番スイーツなんです。そんな大ヒット商品『みるく饅頭月化粧』は、実はまだ発売されて10年ほどしか経っていないのだそう。

では、どのようにして発売から数年で大ヒット商品が誕生したのでしょうか?

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『みるく饅頭月化粧』の販売元『青木松風庵』は、1984年大阪・泉南郡岬町で創業。

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当時は苺大福『おしゃれ』や……、

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『朝焼きみかさ』などの看板メニューで親しまれていたのだとか。

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そんな中、2009年に関西空港の運営担当者から外国人向けのスイーツを作ってほしいという要望が入ります。そこで、甘くしたあんこを食べる文化の無い外国人にも親しまれるスイーツ開発を始めたのが、『みるく饅頭月化粧』の誕生のきっかけなんです!

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外国人向けの商品企画の際に、まず考えたのがあんこの色を変えてイメージを変えること。最初は、白いんげん豆と砂糖を使用しましたがうまくいかず、あえなく失敗に終わります。

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そこで思いついたのが、砂糖の代わりに練乳を使うことでした。このアイデアが功を奏し、『みるく饅頭月化粧』が遂に完成! あんこを使った饅頭のイメージを覆す、白くて上品なフォルムの西洋和菓子が誕生したのです。

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しかし練乳とバターをたっぷり入れた和菓子は、販売して1年の間売れ行きもよくありませんでした。

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そこで、バターを3分の1の量に減らすなどレシピを大幅に変えるなど、さらに試行錯誤を重ねた結果、ついに現在の『みるく饅頭月化粧』が作り上げられたのです!

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その結果、『みるく饅頭月化粧』は発売当初から売上げが倍以上となり、爆発的ヒット商品に。2019年には年間1,400万個以上も売り上げています。

■2:人気チーズタルト『パブロ』

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

『パブロ』といえば、あのふわとろ食感のチーズタルト。あの食感が生まれたのは、実は失敗の中の偶然がきっかけだったんです。

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『パブロ』の前身の『パティスリーブラザーズ』が生まれたのは2008年。当時、洋菓子経験のない3兄弟で立ち上げ、今までにない斬新なスイーツを生み出してきました。

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

2011年には梅田に1号店を出店。「安くて、おいしいチーズタルト」を目標に注目される店舗作りを進めていました。

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しかし、通常は焼き上がりに40分ほどかかってしまうチーズタルト。それでは行列が出来るほどお客さんを集められないと、時間短縮で10分で焼き上げてみることに。

すると、案の定焼き上がりはドロドロになってしまいましたが、食べてみると中はふわとろでとっても美味しかったのです!

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

この思いがけない失敗が、今の『パブロ』の不思議な食感を生み出したきっかけでした。これを機に『パブロ』は行列の絶えない大人気店になり、今なお新しいチーズタルトを開発し続けているのです。

いかがでしたか? 大阪名物と、知られざる誕生秘話を手土産にしてみては?(文/AYA TAKAGAKI)

【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜〜金曜 5時20分〜)

この記事は過去に公開した記事を再編集したものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。