高校時代から規格外、マッチアップにならない相手選手の悲しみ

 米プロバスケットボール(NBA)ペリカンズの怪物ルーキー、ザイオン・ウィリアムソン。怪我で出遅れたが、復帰後はその片鱗を随所に見せている。米メディアでは高校時代のプレー姿に注目。同世代の相手選手が可哀そうになるくらいの、実際のプレー動画に脚光を浴びせている。

 まるで大人と子どもだ。ザイオンは高校時代も規格外だった。今とほぼ遜色のない体格のザイオンとマッチアップしたのは、身長がザイオンの肩程度までしかない相手選手。何とか体を使って阻止しようとするのだが、全く抵抗できない。軽々パスを受けたザイオンは、マーカーなどいないかのように、反転してシュート。同世代の中に入ると、文字通り、頭1つ、いや2つ抜けていることがはっきりとわかる。

 この映像に注目しているのは米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」だった。

「若きザイオンをガードするという高校生のどうすることもできない挑戦」と見出しをうって、いかんともしがたい同世代選手の悲哀にフォーカスしている。

「バスケットボールのコートでザイオン・ウィリアムソンと対峙するなんて、絶対にぞっとする経験に違いない。たとえ、それが高校生の時であったとしてもだ。動画では、熱心な頑張り屋さんがザイオンをガードしようとするのだが、これには思わず困惑してしまった」

 記事ではザイオンとマッチアップした相手選手の気持ちを思いやり、そして実際のプレーについてレポートを加えている。

相手も困惑? 「すぐさま身長の違いに気づいてしまった」

「まず、ザイオンをガードしようとするその選手は、文字通りザイオンに近づいていき(といっても彼の肩くらいまでしか身長がないのだが)、これからガードしようと顔の前で手を叩く。最初こそ『OK、(ガードしようとする)彼をリスペクトだ。今まさにチャレンジしようとするところだ。そうこなくちゃ』と思っていた。

 しかし、すぐさま身長の違いに気づいてしまった。すると、そのガードも幾分困惑しているように見える。ザイオンも『こいつ誰?』といった感じだ」

 記事によると、スパルタンバーグ・デイ高校のザイオンはこの試合で45得点、20リバウンドを記録。グリーンウッド・クリスチャン高校に87-15で勝利したという。

 高校時代から規格外ぶりを見せつけていたザイオン。大学ではデューク大に進み、昨年のドラフト全体1位でペリカンズに入った。将来のNBAを背負う逸材は、当然のように昔から凄かった。(THE ANSWER編集部)